石巻日日新聞

門脇、石巻両中父母教師会 統合へ早期検討を要望

生徒減は部活にも影響

石巻市 教育・文化 石巻日日新聞 12月4日(火) 18時39分
境教育長に要望書を渡す浮津会長

 石巻市教育委員会が当初29年度内に策定することとした小中学校区再編計画は、学校の統廃合を含む素案に対して保護者などから多様な意見があり、修正作業が進む。そうした中、隣り合う門脇中学校と石巻中学校の父母教師会(PTA)は3日、統合に向けた話し合いを早期に開始するよう市教委に要望。とくに門脇中は、平成27年度に門脇小が石巻中学区の石巻小と統合して以降、生徒数が減少。保護者には一定規模での子どもの学び合いと、選択の幅が狭まる部活動への切実な悩みがある。

 門脇中PTAの浮津貴光会長、石巻中PTAの田中宏和会長が境直彦教育長を訪ね、学区再編計画の策定の有無にかかわらず統合の検討を進めるよう求めた。境教育長は「要望に沿った形で進めていきたい」と約束した。

 門脇中PTAの総意では、32年度または31年度の早期統合、開校を目標に調整を進めることを要望。両校は生徒同士の定期戦やPTAの球技大会で交流しており、統合に支障がないと強調した。

 門脇小の閉校で門脇中の連携校は、大街道小のみ。28年度246人だった生徒数は本年度143人まで減少した。部活動が減り、団体競技は選択肢がほとんどない状態。スポーツ少年団での経験が生かせないとし、石巻中に進学させる大街道小の保護者が増えている。一方の石巻中は、約300人の生徒がいる。

 市教委は再編計画にかかる昨秋の保護者説明会で、門脇中の全学年が1学級となる33年度をめどに石巻中との統合を進めるとした素案を提示。その後、市教委から情報提供がないため、「統合しないことになった」「統合しないなら、石巻中に入学したほうがいい」「統合は5年後のようだ」などといった憶測がひとり歩きした。統合を早めるには両PTA会長連名の要望が必要なため、4月以降、調整を重ねてきた。

 実際、夏休み明けに門脇中の全学年の保護者に行ったアンケートでは「早めの統合を希望する」が61%、「市の予定に従う」が25%と合わせて86%が統合を希望。「どちらともいえない」は10%、「希望しない」は4%だった。石巻中側も保護者への記述式アンケートを実施。断固反対の声はなく、統合した場合の校舎の位置や年度、部活動など具体的な意見が多かったという。

 門脇中の浮津会長は「部活動の影響が一番大きい。ОBには反対されるかもしれないが、子どもたちのことを考えれば早期の統合が望ましい」と話していた。

最終更新:12月4日(火) 18時41分
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