石巻日日新聞

石巻地区 晴れの日を一部男女が台無しに 

成人式中に飲酒、奇声 市側の対応にも課題

石巻市 社会 石巻日日新聞 1月8日(月) 15時30分

 石巻地方の各地で成人式が行われた7日、石巻地区の会場となった石巻専修大学では、一部の男女が式典中の飲酒や奇声を発するなどの言動で晴れの日を台無しにした。

 祝賀演奏と市民憲章唱和でステージに上ったほか、国家斉唱、市長式辞、来賓あいさつをやじやホイッスルで妨害。ステージ前に繰り出してボトルワインを一気飲みしようとし、市職員に制止される場面もあった。

 勝手極まりない言動は式後の会場外でも続いた。持ち込んだ酒の瓶を叩き割り、見かねた保護者や市職員が目の前でガラス片を片付けるも手伝うこともせず、終始仲間と騒ぐなどして周囲を困惑させた。

 学業や仕事の合間を縫って準備を重ねてきた実行委員の一人は「時間をかけて作り上げてきたのに悔しい」と語り、出席した新成人からは「同じ成人として恥ずかしい」との言葉も聞かれた。

 当人らの無自覚な言動が問題であることは当然だが、同時に運営する市側の対応の悪さも指摘せざるを得ない。収まらない愚行に来賓や保護者からは「退出させるべき」との声が出たが、市側は酒瓶を取り上げるなどしただけで厳格に対処しなかった。

 成人式は新成人のためであると同時に、愛情をかけて育ててきた親など、かかわる多くの人々の節目でもある。人生に一度しかないこの晴れの日を震災で犠牲になり迎えることができなかった人たちもいる。そんな大切な日を友人や家族としっかりと分かち合うために、今後成人を迎える人々の意識の向上はもちろん、運営する市側の厳格な対応も求められる。

タグ:成人式
最終更新:1月8日(月) 17時15分

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