石巻日日新聞

つづく展2 9月10日まで開催中 石巻ニューゼでギャラリートーク

写真は地域との絆 出展者4人が思い率直に

石巻市 教育・文化 石巻日日新聞 8月16日(水) 14時52分 配信
撮影に込めた思いを語る写真家たち

 石巻地方の人々の姿や風景写真を展示する「つづく展2」が9月10日まで石巻市内など3会場で開催されている。このうち1カ所の石巻ニューゼ(同市中央二丁目)で出展している写真家4人が先日、ギャラリートークを開催した。石巻地方に根を張って活動する4人がこれまでの取り組みや写真に込める思いなどを語った。

 つづく展は今年2月に石ノ森萬画館で初開催され、18日間で延べ約3600人が来場した。

 2回目となる今回はJR仙石線のマンガッタンライナー内や、総合芸術祭「リボーンアート・フェスティバル」と連携して荻浜小学校を会場に作品を展示。震災後に石巻市に移住した鈴木省一さん(39)、平井慶祐さん(38)、古里裕美さん(30)と、石巻市で生まれ育った渡邊裕紀さん(36)が撮った写真が並ぶ。

 4人の作品を展示した石巻ニューゼで開かれたギャラリートークには、約30人が来場。司会を務めた武内宏之館長が、4人から被写体に込めた思いなどを引き出していった。

 女川町の友人を写した古里さんは「友人には『あなたを撮りたい』と伝え、撮影場所や表情は任せた。信頼関係の中で自然な表情を見せてくれた」と語り、笑顔の作品を紹介した。

 メンバーの中で唯一、言葉を添えて展示している鈴木さんは「写真だけではどこまで伝わるか分からない。意図した本当のことを伝えるには言葉が必要だと思っている」と語り、石巻日日新聞社の記者でもある渡邊さんは「仕事では読者に1枚で意味を伝える報道写真を撮っているが、個人で撮影する時には意味が無くても良いものを撮って楽しんでいる」といい、写真を見て何かを感じてもらうことが大切だと説明した。

 平井さんはカメラを使うことで世の中と人や景色に出会えるとし、「写真は世界中のどこでも人間との距離を縮める最高のコミュニケーションツール。身近な風景や楽しいことを探し出す良い道具だ」と語った。

 4人は今後も展示形式や取り組みを限定せずに活動し、石巻で撮影を続けていくと話していた。

最終更新:8月16日(水) 17時57分

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