長野県松本県ヶ丘高校の生徒と熊谷記者のまち歩き

長野県松本県ヶ丘高校の1、2年生13人が来館。8月17日~20日の行程で福島県、宮城県内をめぐり、現地の様子や復興状況を学ぶ学習として、最終日の20日、石巻ニューゼにお立ち寄りいただきました。

石巻日日新聞の紹介と、震災の直後に発行した壁新聞について講話いたしました。壁新聞による情報発信を通して、地域との関わり方や、フェイクニュースやデマの発生などについて説明いたしました。また、生徒の皆さんからは「被災した皆さんへ届ける情報として気をつけたことはありますか?」など、質問がありました。

石巻のまち歩き

生徒の皆さんと石巻のまちあるきも行いました。まずは、地域内外の大勢の人が出入りするコミュニティースペースとして利用されているIRORI石巻へ。

ISHINOMAKI 2.0の勝さんから、スペースの成り立ちや、日々の活用事例について、説明していただきました。

また、整備が進んだ「旧北上川河口の堤防」も見学しました。強い雨が降っていましたが、生徒の皆さんからは「きれい」という声もありました。

石巻日日新聞の熊谷記者が生徒の皆さんに、復旧復興にむけた、これまでの石巻の取り組みや、水辺を生かした空間づくりなど、これからのまちづくりについて解説しました。

続いて、生徒の皆さんを「日和山公園」にご案内しました。南浜町、門脇町で進む復興記念公園の整備や、中瀬地区の公園整備事業について解説しました。

【参考記事】石巻市の中瀬公園 新規エリアかさ上げ整備

生徒の皆さんを「がんばろう石巻」看板へもご案内しました。熊谷記者から、震災遺構として残していく旧門脇小学校の校舎についての説明もありました。

【参考記事】旧門脇小震災遺構 石巻市 住民と意見交換 来月後半から一部解体へ

がんばろう石巻!の看板前で、津波の高さを目の当たりにした生徒の皆さん。

長野県からいらっしゃった生徒の皆さんには、熊谷記者とのまち歩きを通して、石巻の現状や、これまでの歩み。課題やこれからのまちづくりについて学ぶ機会としていただきました。石巻のまちや公園の整備が完了した際には、ぜひ、また、お越しくださいね。