第100回の記念大会となる今年の石巻川開き祭りは、当初の8月5、6日に加え、4日に前夜祭を行う方向で調整が進められている。最大の呼び物の花火大会は5日とし、前夜祭も中瀬で供養花火を打ち上げる予定。花火大会の会場は3カ所の候補地に一長一短があって決まっていないが、実行委員会が市民から募ったアンケートでは回答者の約7割が前年より上流の開北橋付近を望んだ。
花火大会の打ち上げ候補地は、中瀬公園と開北橋下流、石巻南浜津波復興祈念公園。アンケートは2月13日から今月10日まで、実行委の市、石巻商工会議所、石巻観光協会が配布した用紙とインターネットで募った。
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石巻地方の小中高校は、教職員の定期人事異動に伴う別れの季節を迎えた。各校で退職や転任する教員を送る離任式があり、石巻市立石巻小学校(川田知宏校長・児童382人)も29日に実施。児童は寂しさを感じつつも離れる10人の教諭や支援員を笑顔で見送った。
体育館であった式では5年の小山内葵さん、梅村萌愛さん、鈴木希空さんが児童代表で送る言葉を述べ、「先生方との別れは寂しいが新しい学年・クラスで頑張るので遠くから見守ってほしい。いつまでもお元気で活躍を祈っている」と感謝を伝えた。
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冬のファンタジーなどの楽曲で知られるポップスデュオ「カズン」の古賀いずみさんと漆戸啓さんが26日、石巻市の「がんばろう!石巻」看板前で手を合わせた。2人は5月24日にマルホンまきあーとテラスでコンサートを開く。「石巻の方々に素敵な時間を届けたい」と語った。
カズンは、平成7年にデビューしたいとこ同士のデュオ。ビール飲料のCMソングに起用された「冬のファンタジー」のほか、「風の街」「ひまわり」など多くの人気曲を出している。
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名作映画の鑑賞を楽しむ「石巻名画座」が25―26日、シアターキネマティカ=石巻市中央=で初めて開かれた。上映されたのは昭和45年に公開されたイタリアなど4カ国合作映画の「ひまわり」。計5回の上映に約150人が訪れた。
イベントを仕掛けたのは、同名画座代表の本庄雅之さん(63)。高校まで石巻市で暮らし、東京のスポーツ紙で芸能記者、デスクを務めた。令和3年にUターンし、石巻日日新聞社で記者として活躍。昨年8月に引退後、情報誌「石巻学」の発刊にも関わっている。
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女川町で25―26日、「おながわ春のまつり」(同実行委主催)が開かれた。津波襲来時に高台避難の教訓を伝える「津波伝承女川復幸男」では、参加した町内外の106人が町役場南側から女川小中学校校庭までの約250メートル(高低差約25メートル)を駆け上がった。1位の小島涼太郎さん(22)=福島県福島市=に「1番復幸男」の称号が与えられた。
春のまつりは、4年前にファイナルを迎えた「女川町復幸祭2019」の思いを引き継いだ企画。道の駅おながわ開業2周年に合わせ、コロナ明けの観光回復の機運を盛り上げようと開催した。
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