石巻日日新聞

石日杯少年野球 旧河南対決で前谷地初優勝

広渕 健闘も一本出ず

広域 スポーツ 石巻日日新聞 2019年10月1日(火) 8時53分
優勝した前谷地小笠松クラブ

 「第21回石日杯争奪秋季新人少年野球大会」(石巻日日新聞社主催)は29日、追波川河川運動公園の野球場で決勝戦が行われた。前谷地小笠松クラブが3―0で広渕クラブを下し、初優勝。史上初の旧河南町対決を制して石日杯を手にした。

 大会は小学5年生以下の新チームによるトーナメント戦。石巻地方から23チームが出場し、14日に開幕した。決勝には前谷地と広渕が勝ち進んだ。

 試合は初回、広渕の失策の隙を突いて前谷地が1点を先制。二回も1死満塁の好機から9番木村維の左前打などで2点を奪った。広渕は得点圏に走者を進めるが、あと一本が出ず完封負けを喫した。

 閉会式で石巻日日新聞社の平井美智子常務取締役が「大会は来年に向けた腕試しの場でもあり、プレーを通じて見えた課題もあると思う。来年の石日旗大会でも活躍を期待している」と語った。

 表彰では前谷地に石日杯や賞状、全選手に金メダルが贈られ、広渕にも銀メダルや賞状を授与。選手は笑顔で内野グラウンドを一周し、応援してくれた保護者らに手を振った。

 主戦投手で、9奪三振の完封勝ちを収めた前谷地の高松駿希さん(5年)は「石日杯は『令和初の王者になろう』を合言葉に臨んだ。今まで大きな大会で優勝したことがなかったので、勝ち切れたのがうれしい」と話していた。

 一方、広渕の高橋智也さん(同)は「好機を得点につなげられなかった。悔しさを忘れず冬の練習に励み、来年の夏こそは石日旗を獲りたい」と次を見据えた。

準優勝の広渕クラブ
準優勝の広渕クラブ

最終更新:2019年10月1日(火) 8時53分

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