石巻日日新聞

石巻統計コンクール 市長賞の舛さん 全国でも入選

詳しく調べて見栄え工夫

石巻市 教育・文化 石巻日日新聞 2019年10月26日(土) 9時05分
最高賞の舛さん(前列右から3人目)ら入賞者が表彰された

 第14回石巻市統計グラフコンクールの表彰式が23日、市役所であり、最高賞の市長賞を手にした向陽小学校6年の舛菜々子さんらに賞状と記念品が贈られた。舛さんの作品「商業捕鯨再開!クジラをもっと身近に」は県の特選にもなり、全国コンクールの「小学校5・6年生の部」でも最高賞の特選に次ぐ入選一席に選ばれた。

 個人やグループでテーマを設けて統計を調べ、模造紙にグラフや図などを表すコンクール。市と市教委、市統計協会が主催しており、今年は中学生以上の応募はなく、小学1―6年生9人から6作品が寄せられ、市教委や小学校教諭ら7人で審査した。

 市長賞に選ばれた舛さんは、7月の商業捕鯨再開に着目し、同級生70人と教職員18人にアンケートを実施。模造紙には鯨肉消費量の推移や商業捕鯨再開に対する大人、子どもの意識差を円グラフで紹介した。棒グラフで肉の高タンパク質、低脂質を示すなど見やすさに工夫を凝らした。

 舛さんは「社会の資料集を見るのが好きで初めて出品した。アンケートでいろいろな考えを知ることができた」と話した。表彰式で市統計協会の埣浦光一会長は「全体的に個性豊かな研究で興味深かった」と称賛した。

 作品は11月1日まで市役所4階に展示している。入賞者は次の通り(敬称略)。

 ◇1部(1・2年)▽佳作=山口結士(蛇田小1年・県入選)

 ◇2部(3・4年)▽佳作=曽根大誠(同3年)

 ◇3部(5・6年)▽市長賞=舛菜々子(向陽小6年・県特選・全国入選一席)▽教育長賞=後藤穂乃花(蛇田小6年・県努力賞)▽統計協会長賞=千葉楓華・平山凛・佐藤杏奈(いずれも向陽小6年・県努力賞)▽佳作=神山玲菜・佐々木都菜(いずれも鹿又小6年)

市長賞に選ばれた「商業捕鯨再開!クジラをもっと身近に」
市長賞に選ばれた「商業捕鯨再開!クジラをもっと身近に」

最終更新:2019年10月26日(土) 9時05分

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