石巻日日新聞

コバルトーレ女川 プリメーロに5―0快勝

DF中村2得点で4連勝 無失点記録も伸ばす

女川町 スポーツ 石巻日日新聞 2019年9月24日(火) 8時39分
DF中村彦聖(左)が2点を決めた

 東北社会人サッカーリーグ1部の第16節は22日、暫定3位のコバルトーレ女川が鳥見山公園多目的広場=福島県鏡石町=で同9位のFCプリメーロと対戦した。前後半合わせて23本のシュートを浴びせ、5ー0で勝利。一方で相手のシュート数は2本に抑え、3試合連続の無失点で4連勝を飾った。

 FCプリメーロとの対戦は、今季ホーム第7節(6月30日)以来で、前回対戦は2ー0で勝利している。残りのリーグ戦で全試合の勝利を目指すコバルトーレは、FW吉田圭が3試合ぶりに先発出場。阿部裕二監督は、パスの受け手を優先してボールを供給することと、前節同様に相手よりも先に動き出すことの2点を選手たちに強く求めた。

 指示通りボールへの反応はよく、前半2分、ゴールにはならなかったが、FW野口龍也がヘディングシュートを打ち攻撃のリズムを作った。その後、DF宮坂瑠、山内晴貴から相手DFとゴールキーパーの間を狙ったロングボールの供給や、ゴール前でショートパスを連続でつなぐ場面もあり、短長のパスを使い分けた攻撃で相手の守備陣を揺さぶった。

 そして前半終了間際の46分、左サイドバックのDF中村彦聖がセンタリングを上げるとゴール前にいた吉田とMF高橋晃司がパス交換。吉田がゴール左下にシュートを流し込み、先制点を決めた。

 後半はケガから復帰したDF舛沢樹、MF畑中秀斗を投入。ハーフタイムで阿部監督はプレーの速度を上げて、相手が下がるように前に進むことを選手たちに指示した。

 後半9分、MF武田晃平がコーナーキックを蹴ると、山内が打ったヘディングシュートがゴールポストに当たり、こぼれたボールを中村が決めて2点目。23分には中盤でボールを持ったMF鳥山祥之が、フリーで前線に張っていた吉田にパス。吉田が落ちついてゴールを決めた。

 さらに42分には、相手DFを振り切ったFW千葉銀次郎が吉田からパスを受けて得点。

44分には、ゴールライン手前で千葉が折り返したボールを中村がゴールに押し込んだ。

 阿部監督は「相手が動ける前半から自分たちのサッカーで得点を奪うことが大事。その点を意識して改善していきたい」と試合を総括。2得点の中村は「得点を決めたかったので良かった。ただ、簡単なミスもあったので少なくしていきたい」と前を向いた。

 コバルトーレの次節の17節は29日午後1時から、ホームの女川運動公園第2多目的運動場で4位のFCガンジュ岩手と対戦する。

最終更新:2019年9月24日(火) 8時39分

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