第95回石巻川開き祭り 復興五輪へ模擬聖火リレーで機運
陸上行事で元気と活気
石巻市 社会 石巻日日新聞 2018年8月1日(水) 14時21分「第95回石巻川開き祭り」(同祭実行委員会主催)は1日、復興五輪を掲げる2020年東京五輪・パラリンピックを盛り上げる模擬聖火リレーから陸上行事が始まった。小学生鼓笛隊などの演奏が続き、中心市街地は多くの人であふれた。この日も晴れて気温がグングン上がり、祭りの熱気は熱波となって出演者と観客を汗だくにした。午後は孫兵衛船競漕の決勝や大漁踊りがあり、市内が一年で最もにぎわう2日間の祭りも大詰め。中瀬から約8千発を打ち上げる花火大会で幕を閉じる。
2020年東京五輪・パラリンピックに向け、地域の機運を高める模擬聖火トーチリレーは、石巻小学校付近からスタート。「石巻から東京五輪を盛り上げよう」をテーマに掲げ、子どもたちが商店街を快走した。
石巻地方のスポーツ少年団をはじめ、石巻専修大学女子競走部員ら200人が参加。前回の東京五輪(昭和39年)で実際に使ったトーチを掲げ、立町通りまでのおよそ800メートルで5人の走者が先頭を交代しながらリレーを行った。
第1走者を務めた同競走部4年の牧野あやさんは「将来は実業団で走りを続けたい。東京五輪では選手も視野に入れて頑張り、地域を盛り上げたい」と語っていた。
トーチリレーは東京五輪での聖火リレー出発地誘致に向け、5年前から川開き祭りの陸上行事に組み込まれた。民間主導の誘致委員会は国や県に要望を続けてきたが、出発地は福島県に決定。その後、ギリシャから日本への聖火到着地が航空自衛隊松島基地(東松島市)となった。
聖火リレーの実施前に被災3県で「復興の火」の巡回展示が計画されており、石巻市は南浜津波復興祈念公園への展示に舵を切ったばかり。取材に亀山紘市長は「最初の展示場所が石巻市になるように県へ要望する」と話していた。
市体育協会の伊藤和男会長は「東京五輪まで残り2年。リレー出発地はかなわなかったが、復興の火が展示されれば盛り上がりも違う。市と一緒に要望を続けたい」と語り、模擬聖火リレーを弾みとしていた。
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