石巻日日新聞

西日に輝く汗と笑顔 陸上フィナーレは大漁踊り

石巻市 教育・文化 石巻日日新聞 2018年8月2日(木) 17時59分
子どもから大人まで約700人が列をなして舞い踊った

 石巻川開き祭りの陸上行事は、1日夕の大漁踊りでフィナーレを迎えた。厳しい暑さの中でも企業・団体ごとにそろいの浴衣や法被に身を包んだ参加者がたおやかな舞で通りに彩りを添えた。

 大漁踊りは市制施行40周年を記念した昭和48年から続く伝統行事。震災後は一時的に休止したが、平成25年に復活した。今年は企業や市民団体など15団体約700人が、アイトピア通りから立町通りにかけての約500メートルを踊り進んだ。

 踊りは暑さの残る午後4時にスタート。まちなかには「大漁唄い込み」が響き渡り、道中では音に合わせて太鼓も打ち鳴らされた。終盤はまぶしい西日が差し込む通りに踊り手の姿がくっきり浮かび上がり、笑顔とさわやかな汗が輝いていた。

 今春に石巻信用金庫に入庫し、初参加した佐藤夏海さん(22)は「暑さの中でも沿道から声援を送ってくれる人もいて、祭りを通した人の交流を感じられた」と地域とのつながりを深めていた。

最終更新:2019年6月3日(月) 20時17分
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