石巻日日新聞

震災から8度目の供養祭 川面下る4千個の灯ろう

ほのかな光に思い重ね

石巻市 社会 石巻日日新聞 2018年8月1日(水) 14時22分
震災犠牲者の鎮魂を願う供養花火(午後8時ごろ)

 震災から8度目の供養祭は7月31日、中央二丁目のかわまち立体駐車場で行われ、祭りの喧騒と切り離されたような厳かな雰囲気に包まれた。川村孫兵衛の報恩供養祭や川や海で亡くなった人の川施餓鬼供養祭に続き、石巻仏教会の僧侶ら約40人が震災犠牲者に読経を捧げた。

 石巻川開祭実行委員会の名誉会長である亀山紘市長、同会長の浅野亨石巻商工会議所会頭らが参列。一般参列者の焼香台もあり、在りし日の故人を思い浮かべながら目を閉じて静かに手を合わせる市民の姿があった。

 市内幼稚園に通っていた当時6歳の孫ら親族7人を亡くした蛇田の女性(62)は「孫が生きていれば中学生になっている。きっと川開き祭りを楽しんでいたでしょうね」と話していた。

 供養祭と時間を同じくして、旧北上川には震災で亡くなった人への思いが書き込まれた約4千個の灯ろうが浮かべられた。灯ろうは住吉町側から数隻の船を使って流され、ほのかな光は大勢の人たちでにぎわう内海橋周辺に向かって静かに流れ、空には大小1500発以上の供養花火が打ち上げられた。

最終更新:6月3日(月) 20時18分
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