石巻日日新聞

550匹のこいのぼり(東松島市)

 震災で犠牲となった子どもたちの鎮魂と今を生きる人たちを後押しする「青い鯉のぼりまつり2024」が5日、東松島市の矢本海浜緑地公園パークゴルフ場第3駐車場で開かれた。「青い鯉のぼりプロジェクト」として続けてきたが、今年から名称を変更。550匹が晴天を泳ぎ、市内外から2千人を超す集客があった。


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入院患者受け入れ再開

 医師不足で入院患者の受け入れを約1カ月間休止していた石巻市立牡鹿病院は、夜間対応する応援医師の確保ができたとして、7日に受け入れを再開した。今春、就任した阿部康二院長(67)=女川町出身=は「過疎地域だが、ここを必要とする住民は多い。医療の質を維持し、安心で健康に住み続けられる地域にしていく」と語った。


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初日 観光客約80人利用

 大型連休中の渋滞緩和対策で3日、石巻市の南浜地区と同市のまちなかを結ぶ無料シャトルバスの運行が始まった。初の試みであり、5日まで行う。初日は約80人の観光客が利用。バスにはふあん★がーるや清水狸などの芸名で活動する、地域おこし協力隊員のお笑い芸人、清水一宏さんが同乗し石巻の魅力を紹介した。


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行員の息子亡くした夫婦「ふしぎな光のしずく」出版

 東日本大震災の津波で、七十七銀行女川支店に勤めていた長男健太さん(当時25)を亡くした田村孝行さん(63)、弘美さん(61)夫妻が息子の生きた証を残そうと、「ふしぎな光のしずく~けんたとの約束~」と題した絵本を自費出版した。健太さんの半生や津波の恐ろしさ、夫妻のこれまでの活動が盛り込まれた内容。夫妻は「次代を担う子どもたちに震災の出来事と教訓を伝えることが大事。命を守る大切さを考えてほしい」と望んだ。


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花火会場の有料駐車場増

 第101回となる8月2日(金)―4日(日)の石巻川開き祭りに向け、実行委員会は1日、石巻商工会議所で臨時総会を開いて事業計画案や収支予算案を承認した。100回記念だった昨年の決算額より3割少ない予算規模だが、工夫して盛り上げていくことを申し合わせた。


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