石巻日日新聞

アイトピア彩る七夕飾り 小学生たちが制作協力

個性豊かな20本が完成

石巻市 教育・文化 石巻日日新聞 2017年7月29日(土) 15時01分
飾りの点検を行うイシノマキ2.0スタッフ

 31日に開幕する石巻市の夏の一大イベント「第94回石巻川開き祭り」を前に、市民たちが準備を進めている。29日はアイトピア通りを彩る七夕飾りの最終チェックが行われた。

 小学生の鼓笛隊パレードや大漁踊りをはじめ陸上行事に花を添える七夕飾りは震災後、一時途絶えていたが2年前からアイトピア通りで復活した。今年もまちづくり団体のイシノマキ2.0が中心となり制作に取り組んだ。

 作り手が不足する中、同団体の呼び掛けで今年も石巻や蛇田など小学校5校をはじめ、NPOや企業計26団体がかご飾りや吹き流しの制作に協力。個性を詰め込んだ飾りを完成させた。本番では高さ約12メートルの笹竹20本が通りを挟むように並ぶ。

 29日は中央二丁目のIRORI石巻で2.0のスタッフが飾りや吹き流しが緩んでいないかを確認した。七夕飾りの制作を担当する同団体の近江志乃さん(34)は「一本一本気持ちを込めて作った飾りを眺めて、夏の思い出にしてほしい」と話していた。

最終更新:2019年6月3日(月) 20時15分
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