石巻日日新聞

伝統受け継ぎ浜に招福 寄磯 子ども大黒舞

元気振りまく「地域の孫」

石巻市 教育・文化 石巻日日新聞 1月7日(月) 15時59分
七福神姿の小学生が元気な舞を披露した

 石巻市の寄磯地区で継承されている正月行事「子ども大黒舞」が5日、県漁協寄磯前網支所駐車場で行われた。地元の小中学生11人が七福神を装って福を呼び込む大黒舞などを披露。住民も太鼓演奏につられ、舞い出すなど浜に活気があふれていた。

 子ども大黒舞は獅子風流(ししふり)と並ぶ同地区の伝統行事で、天保6年(183

5年)頃から継承されている。今年は中学生5人、小学生6人で熊野神社、寄磯漁港、同前網支所の計3カ所を巡り、7つの舞を披露した。

 前網支所では、保護者や地域住民ら30人を前に、大黒天、恵比寿などの面を付けた小学生が米俵を囲み、中学生の太鼓演奏に合わせて舞った。ソーラン節などに加え、日頃の感謝を込めた住民への肩もみも行った。

 太鼓演奏に合わせて友人と舞を披露した渡邉みさ子さん(83)は「地域の孫たちから元気をもらった」と笑顔で話していた。子どもたちの元気な舞を最前列で見届けた遠藤良吉さん(87)は「人数が少ない中、男女協力でしっかりと受け継いでくれている」と語っていた。

 統頭を務めた牡鹿中2年の渡邉安嵐さん(13)は「平成では最後となる大黒舞を継承し、浜を盛り上げることができた。来年はもっと人数が減るけど、しっかり続けていきたい」と意気込んでいた。

タグ:伝統文化
最終更新:1月7日(月) 15時59分
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