石巻日日新聞

被災重機7年ぶりに発見 雲雀野ふ頭に引き揚げ

石巻市 社会 石巻日日新聞 3月7日(水) 21時30分
引き揚げられた造船用重機

 東日本大震災の津波で流された造船用重機が見つかり、7日に石巻市の雲雀野ふ頭で引き揚げ作業と石巻署による検分作業が行われた。震災行方不明者の関係品はなく、今後分別解体し、処分されるという。

 見つかったのは、(株)海洋技研所有のラフタークレーン(25トン)。震災当時、中瀬にあった同社造船所内に設置されていたもので、30メートルの船やトラックとともに流失していた。作業員らは無事で、トラックなどはその後見つかったものの、クレーンの所在は不明のままだった。

 網地島ラインが荒天時に中瀬付近へ船を退避させる際、「船底に何かが接触する」として石巻港湾事務所に届け出。東洋建設(株)が先月から内港航路・泊地支障物撤去工事を進めたところ、旧造船所近くの海面から2―3メートル下で大型重機の一部を確認した。今月5日から引き揚げ作業にあたっていた。

 作業は7日朝に完了し、石巻署と石巻海上保安署が現場の状況を確認。不明者の関係品がないかを調べた。

 海洋技研の奥田拓郎社長は「震災から7年を前に、流出した重機が見つかるとは。気掛かりだったので、ほっとしている」と語っていた。

最終更新:3月7日(水) 21時30分

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