石巻日日新聞

松島基地 7年ぶり航空祭 待ちかねたファン4万3千人

復興へ導く希望のスモーク

東松島市 社会 石巻日日新聞 8月28日(月) 14時46分 配信
抜けるような青空に白い航跡を描くブルーインパルス。4万人以上の見物客が楽しんだ

 東日本大震災以降中止となっていた航空自衛隊松島基地=東松島市矢本=の航空祭が、27日に7年ぶりの復活を遂げた。この日を心待ちにしていた地元住民や全国の航空ファンら4万3千人(同基地発表)が来場。雲一つない澄み渡った大空を舞台に迫力あふれるアクロバット飛行を繰り広げるブルーインパルスをはじめ、各種自衛隊機の展示飛行やさまざまな陸上イベントを存分に楽しんだ。

 同基地の航空祭は、全国的な知名度と人気を誇る東松島市の夏の最大のイベント。震災の津波でF2戦闘機などが被災したが、九州で活動していたブルーインパルスは難を逃れ、基地が復旧した平成25年3月に帰還した。基地環境が整ってきた昨年は「松島基地復興感謝祭」として入場者を1万人に絞り、イベントを開催した。

 今年は入場制限を設けない従来の「航空祭」として復活。27日は早朝から大勢が入場ゲートに詰め掛け、予定より30分早い午前8時に開場した。T4練習機やF2戦闘機などがオープニングフライトを飾り、呼び物のブルーインパルスが登場すると、会場の盛り上がりも最高潮。白と青の機体が縦横無尽に大空を駆け、復興への思いを込めた「フェニックスローパス」などを披露した。午後の飛行も盛り上がった。

 一般開放された基地内では、各機展示のほか、航空学生によるファンシードリル、中部航空音楽隊の演奏なども行われた。福島県相馬市から訪れた伊達幸一さん(46)は「震災前は毎年家族で訪れていた。7年ぶりの再開だが、以前と変わりないにぎわいであり、復興が進んでいることを実感します」と話していた。

 同基地の時藤和夫司令は「航空祭を再開できることに心から感謝したい。これからも“チーム松島”として、地域の復興に寄り添ってともに歩んでいきたい」と地域への思いをにじませた。

最終更新:8月28日(月) 15時49分
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