石巻日日新聞

石巻JC創立55周年式典 防災協定調印で相互支援

若い力で漕ぎ出す新時代

石巻市 政治・経済 石巻日日新聞 2019年6月26日(水) 8時42分
歴代理事長から斉藤理事長(中央)へプレジデンシャルリースが贈られた

 一般社団法人石巻青年会議所(石巻JC)の創立55周年記念式典が23日、石巻グランドホテルであり、会員が若い力で社会を豊かにする志を新たにした。姉妹・友好JCとの防災協定調印式もあり、絆を深めて相互の発展に向けていく新時代の扉を開いた。

 現役・OB会員や来賓ら約200人が集まった節目の式典で、斉藤光智第55代理事長が「活動の中で地域の魅力を宝として生み出し、広げていく。これまで培われた歴史を次世代とともに新たに作っていきたい」とあいさつ。来賓で元会員の須田善明女川町長ら石巻地方の各首長も出席し、亀山紘市長はまちづくりへの貢献に感謝した。

 その後、OB会が新規購入したプレジデンシャルリースの贈呈式が行われた。理事長の証となる装飾品となり、歴代理事長が順番に手渡しして最後に斉藤理事長に渡された。スポンサーJCである仙台青年会議所への感謝状贈呈もあった。

 防災協定は、姉妹JCのひたちなか(茨城県)、友好JCの桐生(群馬県)との調印。東日本大震災で多大な支援を受けた恩返しを形にし、相互の防災や発展のきっかけとした。

 昭和39(1964)年6月23日に全国291番目に設立された石巻JCは20―40歳の青年経済人が所属し、地域の人づくり、まちづくりに取り組む団体。昨今は国連で採択された世界共通目標「SDGs」の取り組みを推進しているほか、次代育成へ学生を対象にした政策コンテストを石巻市と開催している。OBは300人を超え、石巻圏域を引っ張るリーダーとして活躍している。

最終更新:2019年6月26日(水) 8時42分

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