石巻日日新聞

第1回石巻登山マラソン 3部門で280人健脚競う

しんどい以上の達成感

石巻市 スポーツ 石巻日日新聞 2019年4月3日(水) 17時03分
雪の舞う中、一斉に駆け出す選手たち

 自然豊かな里山の魅力を楽しむ「第1回石巻登山マラソン」が3月31日、稲井地区の山々を巡る石巻緑のハイキングロードで行われた。県内外から約280人が参加。フル(45キロ)、ハーフ(25キロ)、ショート(15キロ)の3部門にそれぞれ挑戦。上品山や水沼、沼津のコースを駆けた。

 石巻山の会や学官民の有識者らで作る実行委(岡良一委員長)の主催。地域の里山を活用したスポーツイベントで、新しい石巻の文化づくりにつなげようと初めて開いた。

 昨今のランニングブームでさまざまなマラソン大会があるが、登山マラソンは、自然のコースが舞台。平坦な道を走るマラソンと比べ、急勾配の坂など起伏があり、ワイルドな競技性で人気を集めている。

 同大会には350人を超す応募があり、予定より早く募集を締め切ったという。当日は降雪で参加者は約280人だったが、それでも予定の200人を大幅に上回る反響だった。

 この日は石巻霊園管理棟前を発着点に実施した。開会式で岡委員長は「さまざまな人の力が結集して開催にこぎ着けた。けがに気を付け、全員完走してここに戻ってきてほしい」とあいさつした。

 石巻霊園入り口の環状交差点をスタート地点に、フルの選手から次々に出発。選手たちは防寒着や補給食を詰めたトレイルラン用の小さなリュックを背負い、最初のチェックポイントである上品山エイド(標高約460メートル)に向け、それぞれのペースで駆け出した。

 完走後は温かいうどんや菓子の振る舞いもあり、選手たちは心と体を温めていた。

最終更新:2019年4月3日(水) 17時03分

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