広域水道企業団 児童施設見学会 月末まで20校施設訪問

水は資源 大切に使おう

石巻市 教育・文化 石巻日日新聞 2019年6月22日(土) 9時27分配信
須江山浄水場で水をきれいにする仕組みを学んだ(貞山小4年生)

 石巻地方広域水道企業団は、第61回水道週間(6月1―7日)に合わせ、給水地域の石巻市、東松島市の小学4年生を招いた水道施設見学会を行っている。18日は住吉小、貞山小の児童が毎日使う水道水ができるまでの工程を学び、当たり前にある水のありがたみを感じていた。

 貞山小の児童は旧北上川から水をくみ上げる鹿又取水場と、水道水を作る須江山浄水場の2カ所を見学。浄水場では、川の水がきれいになる仕組みについて職員が「蛇口からいつでも水が出るのは24時間、いつでもきれいな水を作り続ける人たちがいるから」などと説明。児童は当たり前を保ち続けることの大変さも学んだ。

 初めての浄水場見学に大橋愛輝君(9)は「普段は見ることのできない場所で楽しかった。きれいな水がいつでも出てくるのはありがたいことなんだと知った」と話していた。

 今年の水道週間スローガンは「いつものむ いつものみずに 日々感謝」。同企業団による水道施設見学は東日本大震災以降、休止していたが、須江山への蛇田浄水場の機能移転が完了したことなどを受けて昨年から再開している。今年は5月16日―今月28日までに20校の児童約760人が訪れる。

最終更新:2019年6月22日(土) 9時27分

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