石巻日日新聞

湯殿山神社春季大祭 復興の子どもみこし巡行

元気に「わっしょい」

石巻市 教育・文化 石巻日日新聞 2019年5月7日(火) 19時50分
町内を巡行する子どもみこし

 湯殿山神社(保積克彦宮司)=石巻市清水町=で5日、春季大祭が開かれた。東日本大震災の復興支援で寄贈された子どもみこしの巡行があり、子どもたちが担いで活気を呼び込んだ。

 神社は震災の津波で1.5メートル浸水し、保管していた子どもみこしは使えなくなった。保積宮司と大避神社=兵庫県赤穂市=の生浪島堯宮司が大学の同級生だった縁で、子どもみこしと法被50着の寄贈を受け、震災翌年の平成24年から再開した。

 みこしの重さは約40キロ。この日に同神社で行う少年剣道大会に出場する小学生ら約100人が担ぎ、「わっしょい、わっしょい」と威勢よく声と息を合わせた。みこしは神社の周りを練り歩き、大人用の大みこしも子どもたちが引いた。

 境内で桃生寺崎法印神楽もあり、大型連休終盤を盛り上げた。保積宮司は「令和の時代も石巻の復興と発展に向け、子どもたちが元気に地域づくりに励むことができる社会になってほしい」と話していた。

タグ:湯殿山神社
最終更新:2019年5月7日(火) 19時50分
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