陸と海から女川の「いま」体感 石巻日日新聞社 親子見学ツアー
地域産業に理解
女川町 社会 外処 健一 11月12日(火) 9時01分東日本大震災からの復旧、復興を多面的に体感する「親子で学ぼう!女川のいま」(石巻日日新聞社主催、東北電力宮城支店共賛)が10日、女川町内で行われた。石巻地方から親子8組25人が参加。陸上、海上から女川の今を見つめ、地域産業に理解を深めた。
女川町を巡る日帰りツアーであり、今年で3回目。当初は10月13日に予定していたが、台風19号の影響で延期した。この日は朝から青空が広がり、石巻駅前を発着とする貸し切りバスは一行を乗せてツアーに出発した。
最初に向かったのは女川港。そこからクルージング船に乗って湾内を一周し、日本一の生産量を誇るギンザケの養殖施設などを見物した。船の周りを飛ぶウミネコにもエサをあげることもでき、洋上に子どもたちの歓喜が響いていた。
女川魚市場では2階の見学者用通路から荷さばき施設と水揚げ岸壁を見渡した。休市で水揚げはなかったが、参加者は映像などでサンマなど主要取引魚種の説明を受け、平日の活気に満ちた市場を想像していた。
女川原子力PRセンターと発電所では、来年度に安全対策工事の完了を目指している2号機の状況やエネルギー資源を学んだ。このほか女川駅前の商店街であるシーパルピア女川の見物、高政が運営する万石の里女川本店では笹かまぼこの手作り体験も行った。
石巻市のぞみ野の本間葵さん(9)は「発電所の建物がとても大きかった。クルージングも楽しかった」、東松島市矢本の及川雅子さん(48)は「何気なく使っている電気の仕組みが分かった。これから節電をしっかり考えていきたい」と話していた。
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