石巻好文館弓道部 千葉さん 創部初 東北頂点射止める
正射必中で次は全国へ
石巻市 教育・文化 石巻日日新聞 2018年12月4日(火) 17時55分石巻好文館高校弓道部2年生の千葉晴香さん(17)=桃生中出身=が、11月23日に青森県内であった「第37回東北高校弓道選抜大会」の個人戦に宮城県代表として出場し、東北6県の強豪を抑えて頂点に立った。さらに射形の美しさが際立つ選手に贈られる射道優秀賞も受賞。同校の前身である旧石巻女子高時代から数えても初の快挙となった。千葉さんは県新人戦でも準優勝しており、24日から岡山県で開幕する全国大会に出場する。
同校弓道部には、1―2年生男女38人が所属。高校時代から23年間、弓道に打ち込んできた顧問の遠藤広太郎教諭が指導し、〝正射必中〟をモットーに練習に励む。
千葉さんは同部の中でエース的存在であり、桃生小、中学校時代はソフトボール部の捕手として県大会で優勝を果たした。高校では「新しい挑戦をしたい」と弓道を志し、練習以外も動画サイトで弓道の映像を見るなど常に研究。昇段審査では飛び級で一段への昇段が認められるほど成長した。
今夏の高校総体では県で準優勝し、インターハイに出場。その後は県の国体選手にも選ばれた。そして11月2―4日に仙台市の県弓道場であった新人大会の個人戦で準優勝。全国大会の切符を獲得し、射道最優秀賞に輝いた。
そのような中、23日に行われた東北選抜大会はいわば全国大会の前哨戦であり、個人戦には各県の上位2選手計18人が出場。千葉さんは8射中5射で決勝に進み、的中させ続けた人だけが勝ち残るサドンデス形式の決勝では、唯一3連続で的を射止め、同部初の東北選抜大会優勝を成し遂げた。
夏のインターハイでは初の全国舞台に思うような結果を出すことはできなかったこともあり、2度目の全国は雪辱戦。東北制覇で弾みをつける千葉さんは「決勝進出を目標に結果だけでなく、自分で納得できる射を貫きたい」と見据えていた。
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