石巻日日新聞

石巻市の新蛇田地区 新町名「のぞみ野」あす誕生

復興への希望込める

石巻市 社会 石巻日日新聞 11月2日(木) 15時11分 配信
新蛇田地区のバス停はすでに新町名の「のぞみ野」

 東日本大震災の防災集団移転地としては石巻市で最大となる新蛇田地区は、宅地造成や復興(災害)公営住宅の建設が終わり、3日から「のぞみ野」の新町名になる。復興への望みと希望を持ったまちづくりの願いを込めた名称であり、今後はさまざまな地域から移り住んできた人たちが支え合う自治会の設立が進められる。

 2日に土地区画整理事業の工事完了を意味する換地処分が県から公告され、翌日から新町名と新番地が施行される。新市街地ではあけぼの北、新渡波・新渡波西(さくら町)地区に次ぐ3カ所目。新町名は公募から選定され、蛇田字新沼田や新立野の一部がのぞみ野一―五丁目になる。

 同地区は蛇田中学校西側の46.5ヘクタールで震災前の水田地帯。平成24年11月に計画戸数1265戸、人口3300人(戸建て730戸1900人、復興公営535戸1400人)の新市街地整備に着工した。宅地は2年後の11月から供給され、その1年後に新市街地のまちびらき行事が行われている。宅地は被災者以外にも分譲し、未着工の住宅もあるが、ほとんどが埋まった。

 地区の東側は被災事業者を優先に分譲した沿道業務用地。食料品スーパーや飲食店、郵便局、コンビニエンスストアなどが開業しており、蛇田地区の商業集積に拍車をかけた。

 新蛇田は、震災前に別々の地域で暮らしていた人たちが集まったニュータウン。現在約1千世帯が住んでいるとみられるが、復興公営住宅を中心に高齢化率も高く、住民同士の顔が見える関係や支え合いの地域づくりが課題。今年6月には「のぞみ野第二町内会」が発足。ほかに3つの自治会が準備を進める。

 残る新市街地の新蛇田南地区は、平成30年度末の換地処分を予定し、新町名は「あゆみ野」になる。

最終更新:11月2日(木) 17時30分
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