石巻日日新聞

カキ小屋7日にオープン 生産者運営は市内唯一

石巻市沢田国道沿い

石巻市 政治・経済 石巻日日新聞 10月6日(金) 15時02分 配信
開店を前にして意気込む千葉さん

 石巻市沢田のカキ養殖業者の千葉浩希さん(41)が運営するカキ小屋「牡蠣蔵Koo(クー)」が同地区に7日、開店する。生産者が手がけるカキ小屋は市内唯一。漁業の6次産業化の一例として石巻カキのPRの場とする。

 千葉さんは家業のカキ養殖に携るうち「自分で作ったものを自分で売る機会を」との思いを強くした。そんな折、県の6次産業化事業の助成を知り、実現のため活用を決めた。

 外観はビニールハウスだが、石畳を敷き、本設トイレを置くなど居心地の良さを意識。カキメニューは、焼きはもちろん、ご飯やフライ、アヒージョなど多彩。石巻地方で本格的な生産に至ったのは千葉さんだけというオーストラリア式養殖法の生ガキも味わえる。

 その他の海産物も生産者のネットワークを生かして市内漁業者から直接仕入れる。また、むき身を販売する直売所も併設し、小売へのニーズに応える。

 沢田は国道398号の石巻と女川の間に位置し、両市町の観光客の利用が見込める。すでに開店前から問い合わせは多いという。

 漁業者の収入は時期や年により変動する。昨年はノロウイルスの多発により、店頭に並んだ安全な商品についても買い控えが起きた。漁業者の6次産業化は経営安定に期待できるが、通常の作業に加えての取り組みは負担も大きくなる。

 それは千葉さんも例外ではないが、「石巻のカキ生産に関わるすべての人に利益が生まれるようにしたい。生産者自ら石巻のカキのおいしさと安全性を直接伝えていく」と話す。

 カキの出荷シーズン内での営業で、当面は土日祝日午前11時―午後3時。いずれは夜間の営業も予定する。価格は焼きガキが1キロ1千円、カキご飯・汁付きの食べ放題で大人が70分2500円。いずれも税別。直売所は500グラム税込み1300円となる。

 詳細は同店(電話080―3140―3939)。

最終更新:10月7日(土) 17時35分

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