石巻日日新聞

石巻川開き祭り 復興と希望の大輪咲く

笑顔照らす大迫力の6千発

石巻市 教育・文化 石巻日日新聞 8月2日(水) 15時14分 配信
復興公営住宅や石ノ森萬画館を鮮やかに照らす花火

 「第94回石巻川開き祭り」(同実行委員会主催)は、1日夜の花火大会で締めくくり、東日本大震災の犠牲者に対する慰霊と復興完遂への希望を込めて幕を閉じた。実行委によると来場者は7月31日と合わせて19万5千人。両日とも平日だったこともあり、昨年より2万2千人少なかったが、まちなかはにぎわいと活気であふれ、石巻地方最大の祭りは熱く燃え上がった。

 川開き祭りのフィナーレを飾る約6千発の花火は中瀬から打ち上げられた。川沿いには終始ゆるやかな風が吹き、煙が残らないなど、花火を眺める上では絶好のコンディションとなった。ごう音とともに夜空を焦がす光の大輪が、浴衣姿ではしゃぐ子どもたちの笑顔を色とりどりに照らしていた。

 川開き祭り2日目は朝から雨や曇りのぐずついた天候。花火の打ち上げが心配されたが、何とか持ちこたえ、午後7時半から予定通りスタートした。

 さまざまな種類が連発する大迫力のスターマインや、仮面ライダー、むすび丸、ハート型など趣向を凝らした花火まで色鮮やかに打ち上がり、きらびやかな閃光(せんこう)が人々の心を熱く震わせた。

 今年は中央にある再開発ビル前の河川堤防沿いとその対岸が観覧場所となり、多くの親子連れが来場。また事前予約者のみ対象となったが、オープンしたばかりの観光交流施設いしのまき元気いちばの2階レストランも絶好の観覧ポイントとなった。職場の仲間と一緒にテラスでビールを味わいながら花火見物に興じる人たちもみられた。

 元気いちばのテラスで楽しんだ米澤寧音ちゃん(開北小2年)は「川も萬画館もあって、とっても眺めが良い」と満足気に語り、妹の花ちゃん(同1年)は「花びらみたいに広がる花火がきれいだった」と笑顔を見せていた。

絶好の花火観覧ポイントとなった元気いちばのテラス
絶好の花火観覧ポイントとなった元気いちばのテラス

■平日開催で2万2千人減 学生や子どもは例年並み

 石巻川開祭実行委員会(会長 浅野亨石巻商議所会頭)がまとめた2日間の来場者数は19万5千人。前年比で2万2千人少なく、天候はまずまず恵まれたが、週明けの平日2日間とあり、曜日配列で明暗が分かれた。

 月曜日だった7月31日は2万人。前年は休日で2万5千人まで伸ばしたが、今年は5千人減となった。8月1日は、花火大会が10万2千人(前年度は11万人)花火大会を除く日中の中心部の人出は7万3千人(同8万2千人)だった。

 来場者数が減った要因として同実行委は「平日のほか、当初予想では天候が思わしくないと言われ、出足が鈍ったようだ」と分析。それでも「週明けで就労者は休みが取りにくい環境だったが、学生や子どもたちの姿は例年並みで活気があった」と話していた。

 なお、平成以降の人出は5年の57万9千人が最多となっている。

最終更新:8月2日(水) 16時26分
石巻市 > 中心市街地

新着記事