大谷地二俣 石日旗優勝の意地 神奈川代表と互角の勝負
別れ惜しみ「再会は甲子園」
石巻市 スポーツ 石巻日日新聞 2019年8月5日(月) 14時39分石巻日日新聞社主催の「第61回石日旗争奪少年野球大会」(6月14日―7月6日)で優勝した大谷地二俣野球スポーツ少年団は2―4日、神奈川県厚木市に遠征し、3、4日は交流戦を行った。選手たちは「今度は甲子園で会おう」と誓い、別れを惜しんだ。
遠征交流会は厚木市少年野球協会(山口貴裕会長)が主催し、石巻日日新聞社が共催した。2日は厚木市長表敬訪問と歓迎会、3日は地元の県央少年野球クラブ、4チームの5年生選抜チームと計2試合を展開。大谷地二俣は1勝1敗だった。
厚木市はスポ少単位ではなく、クラブでの編成。全8チームと数は少ないが選手層は厚く、甲子園経験者やプロ野球選手も多数輩出している。大谷地二俣は、1試合目の選抜チーム戦は4―9で敗戦。2試合目の県央戦は4―2で勝った。
夕方からは2日間で約70万人が訪れる同市最大の「あつぎ鮎まつり」を見物。夜は市役所第2庁舎の15階から約1万発の打ち上げ花火と夜景を目に焼き付けた。4日は今年の全日本学童大会で神奈川代表となった三田フレンズと神奈川工科大学の球場で戦った。
大谷地二俣は初回にソロ本塁打で先制するが、その裏に猛攻を受けて3失点。三、五回に1点ずつ加えて追い上げるが、三回裏に与えた2点が響き、3―5で惜敗した。四回以降は遠藤佑希投手が三田打線を抑える好投を見せた。
試合後は両チームの選手が互いの健闘をたたえ、閉会式では各チームの代表選手らも足を運び、別れを惜しんだ。三田の落合奏翔主将は「大谷地二俣の投手は直球が鋭く、なかなか打てなかった。4年後の甲子園で戦えることができればうれしい」と再会を描いていた。大谷地二俣の狩野塁主将は「厚木の選手の皆に感謝。この思い出は一生忘れない」と誓っていた。
大谷地二俣の選手と監督、コーチ、保護者ら29人は同協会に見送られ、厚木市を後にした。車中では「たくさん話せてよかった」「試合が楽しかった」「みんな優しかった」と振り返り、夏休みの一ページを刻んでいた。
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