石巻日日新聞

湊小6年 総合学習でカヌー体験

水面も笑顔もキラキラ

石巻市 教育・文化 石巻日日新聞 2019年6月19日(水) 9時16分
笑顔を弾かせながらオールを漕いだ

 石巻市立湊小学校(坂本忠厚校長)の6年生29人は13日、同市水押の北北上運河でカヌー体験を行った。梅雨の晴れ間に輝く水面を児童たちが爽やかな笑顔で漕ぎ進んだ。

 地域の自然環境について児童の関心を高めようと、総合的な学習の一環で初めて実施した。県東部土木事務所と自然体験活動を展開するNPO法人ひたかみ水の里が協力した。

 児童は、はじめに江戸時代から続く石巻地方の運河整備の歴史について、同事務所の職員から説明を受けた。その後は、水の里スタッフからオールの扱い方などカヌー乗船の注意点を教わって、川へと漕ぎ出した。

 初めは水に浮かぶ感覚に慣れない様子の子どもたちだったが、すぐにコツをつかみ、競い合うなどして楽しくカヌーを漕いだ。川辺に子どもの歓声が響く石巻らしい光景に、散歩中の地域住民も目を細めていた。

 初めてカヌーに乗ったという木村嵩成さんは「漕ぐのは疲れたけれど、どんどん早く進めるようになった。皆と川で遊ぶのは楽しい」と話していた。

 なお、この日は5年生27人もカヌー体験を行った。

タグ:湊小学校
最終更新:2019年6月21日(金) 19時14分

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