石巻日日新聞

石巻魚市場 初物の輝き生カツオ25トン

夏漁の花形がお目見え

石巻市 政治・経済 石巻日日新聞 2019年5月15日(水) 18時35分
小雨の降る中で水揚げ作業が行われた

 石巻魚市場に15日、巻網漁の生カツオが今季初めて水揚げされた。運搬船の第36日東丸=北海道椎内市船籍=が、この時期としては十分にまとまった数量の25トンを水揚げ。夏漁の花形の到来とあり、港が活気づいた。

 14日に福島県南側の海域で漁獲。石巻での初水揚げ時期としては例年並みであり、船を所有する日東水産の上木和廣石巻営業所長は「これまで操業してきた八丈島付近より北側に魚群がまとまりつつある」と話していた。

 サイズは中小(2.5―1.8キロ)が主体。時期始めとあって脂の乗りはまだ薄いものの、しっかりと身の付いた上質な魚体。ただ、入札では中小型で300―250円と、例年より100円ほどの安値。

 同魚市場の志摩喜代一専務は「順調に水揚げが続けば消費ムードも盛り上がるはず。ぜひ旬の味を楽しんでほしい」と語っていた。

 この日水揚げされたカツオは同日中に地元スーパーなどに並ぶ。同魚市場での水揚げは6―7月をピークに9月まで続く見通し。

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最終更新:2019年5月15日(水) 18時35分
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