石巻日日新聞

コバルトーレ女川 ファン感謝デー サポーターが選手と交流

ともに駆けた1年ねぎらう

女川町 スポーツ 石巻日日新聞 2018年12月25日(火) 14時15分
選手一人一人からサインをもらう来場者たち

 コバルトーレ女川は23日、女川町まちなか交流館で「クリスマスファン感謝デー」を開いた。トップチームの選手とサポーターがクイズやゲーム、握手会などでふれあい、ともに走り続けた1年間をねぎらった。

 コバルトーレは今季、初参入で挑んだアマチュア最高峰のJFL(日本フットボールリーグ)で最下位。来季は地域リーグの東北社会人リーグ1部で再びJFLを目指す。すでにFW成田星矢選手、司令塔の黒田涼太選手ら13人が退団を発表。エースのFW吉田圭選手ら17人が来季の契約を結んでいる。

 進む道はそれぞれ異なっても、感謝デーには今季を戦い抜いた14選手が参加。このうち退団する4選手は、支援に感謝しつつ、今後の動向などを直接ファンに伝える機会とした。

 会場では選手と来場者が一緒に体を動かすゲームなどを開催。選手が目の前でリフティングを披露すると来場者が声を上げ、試合観戦時のような盛り上がりとなった。

 私的な話題やチームに関する出来事をテーマとしたクイズも行われ、引退を発表している池田幸樹選手が「背番号10を引き継ぐのは野口(龍也)選手になるか。○か×で答えてください」と出題。野口選手が「答えは○です」と語ると、会場は拍手が沸き上がった。

 再起を目指す阿部裕二監督兼ゼネラルマネジャーは「退団する選手たちにとっても感謝の思いを伝える良い機会になった。選手とサポーターの接点を増やし、さらに応援してもらえるチームを目指していきたい」と話していた。

最終更新:2018年12月25日(火) 14時15分

新着記事