石巻日日新聞

コバルトーレ女川 厚かったJFLの壁

参入1年で無念の降格

石巻市 スポーツ 石巻日日新聞 2018年11月19日(月) 15時08分
悔しさをにじませつつも、声援を送り続けてくれたサポーターに感謝する選手たち

 女川町に本拠地を置くサッカークラブ「コバルトーレ女川」が、JFL(日本フットボールリーグ)から東北社会人リーグ1部へと降格することが決まった。わずかに残る可能性を信じて臨んだ18日の最終節も奈良クラブを前に勝利とはならず、初の全国リーグでの挑戦は無念にも参入1年で幕を閉じた。

 JFLはJ3参入を目指す強豪や実業団クラブなど16チームがひしめくアマチュア最高峰の全国リーグ。コバルトーレは昨季、東北1部とその後の全国地域チャンピオンズリーグを制し、創設12年目にしてJFL昇格をつかんだ。JFL初のシーズンは東日本大震災から丸7年となった今年3月11日に開幕し、計30試合を戦った。

 地域の期待を背負ってピッチに立ったコバルトーレはファーストステージの15試合を終えて、4勝3分8敗の13位と健闘。しかし、セカンドステージではJFLの厚い壁を前に悪夢の11連敗を喫するなどし、1勝もできなかった。最終成績は4勝5分21敗の最下位となり、この結果、参入1年での東北1部降格が決まった。

 チームを指揮した村田達哉監督は「申し訳なく責任を感じている。この悔しさを忘れず、もう一度はい上がる気持ちで進んでいく」と再起を誓った。

最終更新:2018年11月19日(月) 15時08分

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