石巻日日新聞

女川町と栗原市 原子力災害に備え協定締結

住民広域避難の受け入れ確約 30キロ圏7市町で対応進む

女川町 政治・経済 石巻日日新聞 2017年12月8日(金) 15時10分
須田女川町長と千葉栗原市長が協定を交した

 女川町は東北電力女川原子力発電所の重大事故に備え、7日に栗原市と住民の広域避難に関する協定を締結した。原発から30キロ圏(UPZ)の7市町はおのおのの広域避難計画を策定した上で、県のガイドラインで示された県内自治体と同様の協定締結を進めており、有事には自家用車を原則として約21万人を段階的に避難させることになる。現状では道路網が不十分な上、交通渋滞や要配慮者の移動手段が確保できるかなどが課題に挙げられ、計画の実効性を高めることが求められる。

最終更新:2017年12月8日(金) 15時10分

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