例年より1週間早く開花宣言 桜咲いて春いよいよ本番日和山公園

石巻日日新聞 2017年4月8日(土)配信

 入学式シーズンとともに桜前線も到来―。石巻市は、桜の名所である日和山公園でソメイヨシノの一部が咲いたとして7日午後、開花宣言を発表した。

 同日の石巻地方は午前中に雨が降ったが、午後から青空が広がり気温も上昇。最高気温は泉町で20.4度(午後2時45分)と6月上旬並みの暖かさとなった。

 そんな気温と穏やかな日差しに誘われて、ここ数日で膨らんでいた桜のつぼみもほころび、一部が咲き始めた。長年、日和山公園の桜を見守っている石巻さくらの会の松川榮光会長からの連絡を受けた市観光課が開花を発表した。

 石巻市の開花は昨年よりも3日遅いが、例年に比べると1週間ほど早い。同日は仙台市でも開花宣言があった。

 ただ、8日は前日と変わって午前中からすっきりしない曇り空が続き、午後1時までの最高気温も11.7度(午後1時)とほぼ平年並みに。松川会長は「順調にいけば、来週末あたりが見頃になるだろう。今年はつぼみの状態も良く、とてもいい花を咲かせてくれるはず」と話していた。

 仙台管区気象台によると、週明けは低気圧などの影響で雨や曇りが多くなるが、後半に向かって晴れが続く見込み。気温も高めに推移するという。

【写真】一部開花した日和山公園のソメイヨシノ(7日午後5時ごろ)

最終更新:2017年4月8日(土)

新着記事