石巻日日新聞

石巻市広渕 橋本さん 大みそかまで毎夜点灯

心温める庭のきらめき

石巻市 社会 石巻日日新聞 2018年12月26日(水) 14時29分
自宅庭を一般に開放し、家族連れが楽しんでいる

 今や冬の風物詩ともいえるイルミネーション。近年は自宅や庭などを装飾する家庭が増え、行き交う人の目を楽しませている。石巻市広渕馬場屋敷の橋本正彦さん宅も自宅の庭約600平方メートルを電飾で彩っており、その数は石巻地方最大級。大みそかの31日まで毎晩午後5―9時に点灯している。

 橋本さんが電飾を始めたのは13年前。幼い孫娘に喜んでもらおうと取り組み、年を重ねるごとにイルミネーションの数が増え、いつしか庭を埋め尽くすほど。「せっかくなので皆にも楽しんでもらおう」と12月限定で庭と駐車場の一般開放を行うようになった。

 孫娘は今年から大学生となり、橋本さんもそろそろ電飾を辞めようと思ったが、住民から「今年も楽しみにしています」と期待の声が集まり、継続を決めた。クリスマスの25日も多くの家族や若者が足を運び、きやびやかな光の演出に目を楽しませた。

 東松島市大曲の三浦千佳ちゃん(4)は「すごくきれい」と笑顔を見せ、弟の千弘君(2)も「いっぱいピカピカしてる」と大喜びで庭を駆け回った。橋本さんは「設置は毎年大変だが、子どもたちの喜ぶ顔を思うとやめるにやめられない」と笑みを浮かべていた。

最終更新:2018年12月26日(水) 14時29分

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