石巻日日新聞

DMOと3市町連携 サイクルツーリズム 自転車でスイスイ観光

地域の魅力に触れる旅演出

石巻市 政治・経済 石巻日日新聞 4月14日(土) 14時21分
商業施設などに貸し出し用自転車を設置

 一般社団法人石巻圏観光推進機構(DMO)と石巻市などは、自転車を使った観光客の誘致を目指し、「サイクルツーリズム」の推進に本腰を入れる。毎年9月に石巻地方で開催されるイベント「ツール・ド・東北」が定着してきたことから、通年でサイクリングを楽しめるよう有料レンタサイクルの運営を今月から開始。推奨ルートの案内看板も設置した。今後は休憩ポイントも定め、東松島市や女川町と連携した新たなレジャーコンテンツを全国にPRしていく。

 DMOは、ツール・ド・東北の収益金の一部からなる「ヤフー基金」を活用し、男女別クロスバイクを計30台購入。サンファン館に10台を置き、今月7日に貸し出しを開始した。14日からはいしのまき元気いちば(6台)、北上観光物産交流センター(4台)でも利用が始まった。今後貸し出し場所を増やし、残る10台を配置する。

 利用料金はヘルメット付きで一日3千円(保険料込み)。レンタル先から別の場所に返却する「乗り捨て」の場合は別途2千円かかる。利用はDMOが開設するホームページ「海街さんぽ」からの事前予約が基本だが、空きがあれば当日の電話予約(電話98―8285)も可能だ。

 レンタサイクル開始に合わせ、2市1町の推奨ルートや故障時の緊急連絡先、地域の魅力を紹介したサイクルマップを1万1千冊作成。貸し出し場所のほか、県内のサイクルショップ、東京都にある宮城県のアンテナショップなどで無償配布する。

 記載ルートは、石巻駅から女川駅を目指す片道16.2キロの初心者コースや、石巻駅から釣石神社を経由し、神割崎から折り返す往復59.6キロ、牡鹿半島周回78.7キロの上級コースといった自然景観が堪能できる計7コース。勾配や道路状況など乗り手目線の情報を記した。

 市は推奨ルートを示す道路案内表示も取り付けたほか、給水・休憩所となるサイクルステーションの設定を進めている。今のところレストランや温泉施設、飲食店など13事業者から協力が得られており、水の提供や自転車用のラック、空気入れの貸し出しもできるよう整える。

 12日の記者会見で説明した亀山紘市長は「多くの方々がサイクルステーションを訪れ、地域住民と連携することが大事。しっかりおもてなししていけるよう取り組む」と語っていた。

 なお、女川町は町観光協会が購入した自転車12台を「ぷらっと」など拠点施設に置き、黄金週間ごろまでにレンタルをスタートさせたい考え。東松島市も今後進めていく。

最終更新:4月14日(土) 14時21分

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