石巻日日新聞

石巻市 旧観慶丸商店 常設展備え11月3日再開館

1階は芸術活動に貸館

石巻市 教育・文化 石巻日日新聞 10月31日(火) 15時18分 配信
11月3日に再開館する旧観慶丸商店

 文化交流施設として活用する石巻市指定文化財の「旧観慶丸商店」=中央三丁目=が、11月3日に再開館する。災害復旧工事を経て今年4月2日に開館したが、総合芸術祭「リボーンアート・フェスティバル」(7月22日―9月10日)への貸館対応で一時休館していた。1階は市民の芸術活動などに貸し出し、2階は常設展示スペースとする。

 旧観慶丸商店は木造3階建て、延べ床面積約790平方メートルの店舗兼住宅。石巻で最初の百貨店として昭和5年に建てられ、後に陶器店となった。タイル張りの外壁やスペイン瓦の屋根、アーチ窓などが洋風建築を思わせる。

 外観がそのまま広告となる「看板建築」であり、かつての港町の繁栄を象徴する貴重な建物。震災の津波で被災して1階が浸水しており、市は所有者から寄付を受けて平成27年に文化財指定するとともに、公共施設としての活用を前提に補強や修復を進めた。

 1階の文化交流スペースは、事前の申し込みにより文化芸術団体の作品展示などに1時間500円、1日5千円で貸付。開館時間は午前9時―午後5時とし、同スペースでの催事は9時まで利用延長できる。2階は旧観慶丸商店を建設した職人が残した棟札やわらに包まれたまま残っていた陶器など関係資料のほか、民俗・考古資料の毛利コレクションなどを常設展示する。

 入場無料で、1階は催事ごとに主催者が設定する。年度内は市の直営で職員を配置するが、30年度からは民間への管理委託を予定しており、指定管理者の選定が進められている。

 再開館を記念し、3日の午前10時半と午後2時半に2階の展示解説を行う。また普段は立ち入りできない2階和室や3階を特別公開する。申込みは終了したが、定員に余裕があり、希望者は市教育委員会生涯学習課(電話95―1111内・線5056)まで。今後も年に数回程度公開する予定だ。

 さらに6日まで1階で石巻地区華道協会のいけばな展を開催。入場料300円。いずれも午前10時から3、5日が午後6時、4、6日が5時まで。2階では、金華山灯台の誕生から6月に国の登録有形文化財になるまでの歩みをたどるパネル展がある。

最終更新:11月2日(木) 11時49分
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