石巻日日新聞

谷川浜で体験会 ホヤに子どもたちの熱視線

水揚げ作業など興味津々

石巻市 教育・文化 石巻日日新聞 8月8日(火) 15時11分 配信
水揚げされたホヤに驚く子どもたち

 ホヤへの理解を深める子ども向け体験会が5日、石巻市谷川浜で開かれた。将来の消費者となる子どもたちは漁業者の説明のもとで水揚げの様子を見学したり、とれたてを味わうなど、ホヤの魅力をたっぷり体感した。

 ホヤ生産者や愛好家らで平成26年に設立した「ほやほや学会」(田山圭子会長)の主催。同団体ではホヤの消費拡大に向け、その魅力の伝え手となるファンの育成を図っている。

 同年から女川町での大人向けホヤツアーを毎年開いてきたが、今回は将来的にも消費を支えていく子どもたちを対象に初開催。単に味を楽しむだけではなく、生産現場を深く学べる内容とした。

 石巻地方や近隣地域の県内を中心に、東京都や福島県からも小学生などの親子計33人が参加した。谷川浜のホヤ養殖業者、木村忠芳さん(67)、渥美隆幸さん(34)らが、養殖見学や調理体験、講話などでホヤと生産者の暮らしを伝えた。

 水揚げ見学では、ロープに付いたホヤが海中から陸に揚げられると子どもたちから驚きの声。興味津々の様子で匂いや手触りを確かめた。その後、ホヤを自分で原盤から外し、漁師の手でむかれた身を口いっぱい頬張った。

 石巻市蛇田の渋谷成君(6)は「初めて海にいるホヤを見てびっくり」と話し、母親の美穂さん(36)は「市内に住んでいても漁師さんと触れ合うことはなく、いい企画。どんどんホヤを食べていきたい」と語っていた。

 県産ホヤは、一大消費地だった韓国の輸入禁止措置で、県漁協が余剰分を大量廃棄している状況。これを補うため、国内消費拡大が図られたことで、県漁協の昨年の国内販売量は過去最高となった。

 木村さんは「子どもにホヤが受け入れられるか少し心配だったが、興味を持ってもらいうれしい。団体などと協力しながら、浜からもホヤのPRを続けていきたい」とした。

 なお、この日は宮城水産高校のフードビジネス類型3年生の7人も、ホヤについてのミニ授業を行った。

タグ:ホヤ
最終更新:8月9日(水) 14時02分
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