石巻人のメロディー完成 エンヤドットPJ
石巻日日新聞 2017年1月21日(土) 美しい古里の魅力を歌や踊りで生み出す「石巻の唄をみんなで作ろう♪」が15日、アイトピアホールで行われた。今回は作曲のワークショップを実施。参加者一人一人が一音となり、その並び変えで偶然生まれるメロディーを楽しみながら完成させた。
震災からの心の復興を目指す石巻復幸踊りエンヤドットプロジェクト実行委(毛利壯幸実行委員長)による取り組み。市民有志らが参加し、昨年8月には現代版大漁踊りを石巻川開き祭りなどで披露している。今回は仙台市を拠点に活躍する音楽プロデューサーの猪狩太志さん(48)の協力を得て、作曲や発声練習を行った。
約20人の参加者は、はじめにボイストレーニングを体験した。猪狩さんは「顔に力を入れず、口を縦に広げるイメージが大事。姿勢も足を肩幅程度に開き、頭が上に引っ張られるようなイメージで発声すると高く伸びのある音になる」とアドバイスした。
作曲に移ると、各自がドレミファソラシドの中から好きな一音を選んで整列。「誕生日が早い順」「下の名前の50音順」「起床時間順」に並び変え、音の配列をそのままメロディーに起こしていった。
その結果、「ドドレファファ…」と低音が並ぶ名前順の配列がAメロ(歌い出し)に、「ラドレソソ…」と音の広がりが特徴的な起床時間順をBメロ(サビ)に決定。これに猪狩さんが考えたCメロ(大サビ)を加えて一つの曲が生まれた。猪狩さんが和音を加えてピアノで伴奏すると、参加者たちは音階を歌詞にして歌い、曲の誕生を喜びあっていた。
今後は猪狩さんがヒップホップ風のダンスミュージックにアレンジ。次回(2月12日)のワークショップでは歌詞を乗せて一つの楽曲にしていくという。
【写真】メロディーが完成し、音階で歌う参加者たち
最終更新:2017年1月21日(土)
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