石巻日日新聞

サンド、たい平さんら8組 地元ゆかりの観光大使発表

人気あやかり石巻アピール

石巻市 政治・経済 石巻日日新聞 2019年4月12日(金) 21時43分
石巻駅前で市民と触れ合うサンドウィッチマンの富澤さん(左)と伊達さん(昨年11月)

 石巻市は観光振興とイメージアップを図るため、市にゆかりのある著名人を「いしのまき観光大使」に委嘱して、まちの魅力を広く紹介してもらう。11日に第1弾として、落語家の林家たい平さん、お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきおさんと富澤たけしさん、地元出身のアニメソング歌手遠藤正明さん、タレントの本間秋彦さんら8組の大使を発表した。

 観光大使はほかに、テレビ番組にも出演する印象評論家の重太みゆきさん、蛇田出身で2018ミス・ユニバースジャパン宮城県代表の松川茄穂さん、市内在住のシンガーソングライターで非公認の「ほや大使」を自称する萌江さん、中国放送アナウンサーの横山雄二さん。

 たい平さんは大学時代に落語家になる決意をした地が石巻であり、震災後は独演会の開催や首都圏からの応援ツアーを企画するなど支援。宮城ゆかりのサンドウィッチマンは伊達さんが子どものころに渡波に住んでいたことがあり、たい平さんに続き産学の石巻フードツーリズム研究会から「石巻おでん大使」にも任命されている。

 遠藤さんは寄磯出身で、石ノ森萬画館のイベントや市内でのライブ出演などで復興支援に尽力。鮎川出身の本間さんも牡鹿鯨まつりへの参加をはじめ、古里に積極的に関わっている。重太さんは震災支援で繰り返し市内を訪れ、(仮称)複合文化施設建設へ寄付している。横山さんは雄勝地区に多額の寄付をするなど復興を応援してきた。

 松川さんは仙台空港に勤める傍ら、市の観光PRポスターのモデルになるなど古里の振興に貢献。萌江さんは石巻焼きそばやホヤの曲を創作して各種イベントで披露してきた。今月17日に委嘱状交付式があり、重太さん、本間さん、松川さん、萌江さんが出席する予定だ。

 8組には観光大使の名刺を支給し、知名度を生かして各々の日常の活動やイベント参加を通じて市をアピールしてもらう。たい平師匠と遠藤さん、横山さんはすでに石巻観光協会の観光大使に任命されており、今後は市の大使に一本化。亀山紘市長は11日の記者会見で、「連携して業界を挙げて観光振興に取り組みたい」と話した。

最終更新:2019年4月12日(金) 21時43分

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