石巻日日新聞

石巻市議会 日曜の議場開放で報告会

気軽に「行ってみっちゃ」

石巻市 政治・経済 熊谷 利勝 11月19日(火) 8時54分
特別仕様の議会だよりを手に来場を呼び掛ける奥山委員長(左)と桜田副委員長

 石巻市議会は24日午後1時から、議会報告会を開く。平成24年度に始めた市民との対話の場は回を追うごとに参加者が減り、本年度は内容を一新。市政課題のテーマに沿った懇談の時間に加え、日曜に議場を開放してコンサートと見学会を行う。多くの人に足を運んでもらうため、表題も「行ってみっちゃ議会(welcome to 議会)」と英語併記で気軽さや親しみやすさを演出した。

 当日は30分間の議場コンサートから始まり、石巻好文館高校マンドリン部が出演。校歌のほか「世界に一つだけの花」「宮崎駿アニメメドレー」「赤いスイートピー」など各世代が楽しめる曲を演奏する。

 その後、1時40分から1時間、委員会室で4常任委ごとに議会報告会を設定。「地域コミュニティの再生」(総務企画委)「教育環境の充実・各種証明書の自動交付機」(環境教育委)「福祉全般」(保健福祉委)「雨水対策」(産業建設委)をテーマに各部屋を自由に行き来して意見交換できる。

 終了後の2時40分から3時まで議会棟見学会となり、議場の議長席などに座ったり、正副議長室を見て回ったりすることが可能。写真を撮影してもかまわない。議場には立体駐車場の屋上や1階北側玄関のエレベーターから入れる。

◇参加者減少きっかけ

 議会報告会は議会への改革や活性化が目的。当初は各地に出向いて議会審議の内容を説明し、この場であった意見は議会活動で市政への政策提言などに役立ててきた。

 4会場で2回ずつ開いた初年度は、160人が参加。しかし25年度は145人、4会場各1回となった26年度は106人、27年度が64人と減少した。この間には昼・夜の時間帯や平日・休日の開催を試行錯誤し、28年度から名称とともに懇談形式に改めたが、参加者は28年度28人、29年度22人と右肩下がり。30年度は21人で、4会場のうち2会場は1人も来なかった。市議選の投票率も減少傾向にあり、身近とは言えない状況だ。

 報告会を担当する議会広報広聴委(奥山浩幸委員長)は、参加者が減る現状を「震災からの生活が落ち着き、市民が議会に訴えたい部分がなくなってきたためでは」と分析。市政への市民参画を促すため、まずは議場に足を運んでもらうことを主に企画を進めた。

 議場コンサートは6月と12月の定例会開会前に行われ、演者を招いて今年6月までに通算24回開催。報告会と同時に開催することで、親や若い世代の来場を見込む。チラシを作成したほか、13日発行の議会だよりは表・裏表紙とも報告会にちなんだ特別仕様とするなど周知に余念がない。

 「行ってみっちゃの題は、市議会も新しいことをおこなってみっちゃの意味がある」と言う奥山委員長と桜田誠子副委員長。「模索しながら市民に身近な議会を目指したい。日曜の午後だが、市政や議会への意見、提言、不平不満まで声を寄せてほしい」と来場を呼び掛けている。

最終更新:11月19日(火) 8時54分

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