第61回石日旗争奪少年野球大会 狙え「令和初」の優勝旗
開会式は華やかさ満載 26チーム400人行進
石巻市 スポーツ 石巻日日新聞 2019年6月17日(月) 9時28分第61回石日旗争奪少年野球大会(石巻日日新聞社主催)の開会式が14日、石巻市民球場で開幕した。開会式には、石巻地方の小学生球児約400人が参加し、元気な掛け声を球場に響かせながら入場行進を披露。選手宣誓では、大曲ドリームズの鈴木悠利主将(大曲小6年)が「正々堂々全力で戦うことを誓う」と決意を述べた。各選手たちは、令和初の石日旗王者を目指して闘志を燃やしていた。なお、15日の試合は雨天順延となった。
石日旗大会は昭和34年から始まり、東日本大震災後も継続して開催。「石巻の甲子園」と称されるほど多くの歴史や伝統、名勝負を刻み、プロ野球選手も輩出している。今大会には26チーム選手約400人が出場した。
東松島市大塩の鷹来の森運動公園で1回戦から準決勝を実施し、決勝は24―28日までの期間中に石巻市民球場で行う。優勝チームは石日旗やトロフィーが与えられるほか、今年も神奈川県厚木市での交流戦に招待。準優勝チームには東北楽天イーグルス公式戦の観戦券が贈られる。
開会式は、やや風が強いコンディション。式を前に、石巻地方を拠点に活動する小中学生チアダンスチーム「プレシャス」が野球の応援歌などに合わせてかわいらしい踊りを披露した。その後、石巻赤十字看護専門学校のカラーガード部を先頭に、26チームが足並みをそろえた行進でダイヤモンドを一周。スタンドの保護者や地域住民、石日旗ファンからは温かい拍手や声援が送られた。
行進の統制が取れていた8チームに入場行進賞、男女各1人に個人賞が贈られた。このほかの各種個人賞やスタンドで熱い声援を送った保護者にも記念品が手渡された。
主催者あいさつで本社の平井美智子常務取締役は「令和の時代が幕を開けて最初の大会。優勝の可能性は26チームすべてに与えられている。練習の成果を存分に発揮し、励まし合ってプレーしてほしい」と呼び掛けた。
来賓で石巻市教育委員会の境直彦教育長は「いよいよ大会が始まる。優勝旗を目指した素晴らしい試合を期待する」と激励。ヤッくん杯名誉会長の渥美巖東松島市長は「決勝以外は本市の鷹来の森運動公園で行う。野球ができることに感謝して思い出に残る大会にしてほしい」と語った。
各チームの団旗に囲まれた鈴木主将は「日ごろ僕たちを支えてくださる周囲の方々への感謝の気持ちを胸に、一緒に練習してきた仲間とともに全力で戦う」と力強く選手宣誓した。毎年、このタイミングで上がる打ち上げ花火は強風で中止となった。
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