石巻日日新聞

亀岡新橋の橋名板完成 宮野森小6年

歴史に残す児童のデザイン

東松島市 教育・文化 石巻日日新聞 2019年3月13日(水) 15時42分
橋名板を掲げる児童たち

 東松島市の野蒜地区で整備が進む「亀岡新橋」の橋名板4枚が完成した。5日には文字制作を手掛けた宮野森小学校6年生児童の前でお披露目された。

 亀岡新橋は、防災集団移転団地の野蒜ケ丘と野蒜海岸を結ぶ避難道路「市道台前・亀岡線」に架橋。東名運河をまたぐように整備され、3月末の完成を予定している。

 路線延長は1.2キロで、旧野蒜小校舎を改築した防災体験型宿泊施設キボッチャ東側の市道に接続する避難道路の大部分は、来年3月までに完成。残りの海岸防潮堤に接続する50メートル区間は33年3月の完成が見込まれる。

 お披露目された橋名板は「亀岡新橋」「東名運河」「平成31年3月竣工」「かめおかしんばし」の4枚。それぞれ長さ約40センチの青銅製プレートに刻み込まれている。宮野森小6年生26人がしたためた筆文字がそのままデザインされ、完成品を目にした子どもたちは、誇らしげな表情を浮かべていた。

 東松島市の渥美巖市長は「素晴らしい名板が完成し、文字をデザインしてくれた皆さんにも感謝。地域に親しまれる橋と道路になることを願っている」と述べた。「かめおかしんばし」の「め」の字を書いた早坂未来さんは「歴史に名を刻んだ気持ちでうれしい。飾られているところを早く見たい」と話した。

最終更新:2019年5月12日(日) 11時17分

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