石巻日日新聞

釜谷の復旧現場で頭蓋骨発見 河北署 捜索活動

震災犠牲者の可能性も

石巻市 社会 石巻日日新聞 3月6日(火) 23時31分
頭蓋骨が見つかった土砂を調べる署員たち

 5日午前10時50分ごろ、石巻市釜谷字谷地内の水田復旧工事現場から、人の頭蓋骨の一部が見つかった。東日本大震災以降、行方不明となっている犠牲者の可能性もあり、河北署は6日早朝から現場周辺の捜索活動を展開。見つかった骨については、県内の大学で司法解剖を進める。

 頭蓋骨には下あごがないがそれ以外はほぼ完全な状態で、上あごには歯も数本残っていた。発見場所は、新北上大橋東端から北東に約1キロ先にある区画整理と農地災害復旧事業の工事現場。同地区周辺のU字溝付近に堆積していた土砂を、埋め立て用として使うため採掘後に一時保管していた。2週間前から別の場所に運搬する作業が進められていた。

 頭蓋骨以外の骨や遺留品が残っている可能性があるとして、同署は6日早朝から10人態勢で捜索を実施。建設会社に協力を依頼し、土砂を重機でならした上で、レーキを使って調べていた。

 同署は、「今後の鑑定を見守るが、こうした発見は捜索を続けてきた署員にとっても励みになる。すでに約300トン近くの土砂が別な保管場所に運搬されており、それらも数日かけて調べていきたい」と語っていた。

最終更新:3月6日(火) 23時31分

新着記事