石巻日日新聞

女川町 給食メニューに鯨肉登場 おいしく食べてお勉強

子どもたちに大好評

女川町 教育・文化 石巻日日新聞 2月1日(木) 14時46分
須田町長と一緒に鯨肉給食を味わう児童たち(女川小4年生)

 女川町は1月31日、町内の小中学校や保育所の給食で調査捕鯨の副産物である鯨肉を振る舞った。女川小学校でも児童たちが町の水産業振興を支えた鯨とのつながりについて学んだ上で、竜田揚げをおいしそうに頬張っていた。

 同町には昭和25年に日本水産の捕鯨事業所が設立され、18隻の捕鯨船が年間200―300頭を水揚げ。食用として家庭料理に広がり、脂肪は燃料、歯やひげは加工品に使われた。頭数減少で捕鯨に制限がかかったことで、51年に日本水産の捕鯨事業が終了。これを機に鯨食文化も薄れていった。

 このため町は平成7年度から、鯨と地域の歴史を伝える目的で日本鯨類研究所から購入した鯨肉を町民や学校施設に提供。震災後は26年に小中学校で、27年には保育所への提供を再開した。

 この日はイワシクジラの肉約40キロを給食センターと保育所に分け、それぞれ竜田揚げに調理した。女川小の献立はご飯、牛乳、鯨の竜田揚げ、女川っ子サラダ、すまし汁。元気に「いただきます」とあいさつした後、皆一目散に竜田揚げを口に運んだ。おかわりにも行列ができるほど好評だった。この日は、須田善明町長らも同席し、子どもたちに捕鯨と地域の歴史を伝えていた。

 内村有佑さん(4年)は「鯨の竜田揚げが好きでおかわりした。家でも作ってもらっているが、女川にも鯨があった(水揚げされていた)ことを初めて知った」などと語っていた。

タグ:女川小学校
最終更新:2月1日(木) 16時35分
女川町 > 女川小学校

新着記事