石巻日日新聞

石巻市 駅周辺の拠点つなぐ歩行者デッキ 28日に安全祈願

来春完成目指し本格工事

石巻市 政治・経済 石巻日日新聞 1月13日(土) 15時11分
市役所(左)と市立病院(右)、ささえあいセンター(右奥)をつなぐ歩行者デッキのイメージ。市役所乗降口にある杉は撤去される予定

 石巻市役所と市立病院、(仮称)ささえあいセンターの各2階をつなぐ歩行者デッキの新設工事が、今月下旬から本格化する。日常的な人の行き来をしやすくするほか、周辺が津波などで浸水しても施設間の連携や各機能が発揮できるようにするのが目的。来年3月末の完成を予定しており、今月28日に施工業者による安全祈願祭が行われる。

 歩行者デッキは市役所北側玄関から西の市立病院までの約90メートルと、同病院から南側の(仮称)ささえあいセンターまでの約60メートルからなり、幅はそれぞれ3.5メートルと2.5メートル。東端と南端の階段から上り下りするほか、各施設の2階部分から出入りできるようになる。

 地上からけた下までの高さは最大6.7メートル。移転新築された市立病院にはデッキとの接続を考慮した出入口が設けられており、市役所は2階の市民の部屋を撤去してつなげる。デッキ整備に伴う電柱・電線の移動で、支障となる北側玄関前のヒマラヤ杉が撤去される。

 市は駅前での防災・保健・福祉・医療・介護の拠点の集約を進めており、歩行者デッキは点と点の拠点を線でつないで利便性を高める役割がある。市は道路改良と合わせて、約7億4千万円で業者に工事発注した。財源のほとんどが国の復興交付金になる。

 一方、(仮称)ささえあいセンターは用地取得に時間を要したため、歩行者デッキに前後して今秋の着工、32年4月の供用開始を予定する。3階建ての同センターは医療や介護など多職種連携で自宅暮らしを支える地域包括ケアシステムの拠点であり、災害時には福祉避難所として機能。市社会福祉協議会の本所も入居する。

 また、今年5月の供用を予定して建設中の防災センターは、市役所と連絡通路で結んで災害時の司令塔とするほか、平時の防災研修などに活用する。

 列車から見える市役所周辺はここ数年で様変わりしそうだ。

最終更新:1月13日(土) 15時11分

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