石巻日日新聞

まちなか12階の分譲住宅起工 石巻市 中央二丁目

震災後の最高層ビル 来夏完成

石巻市 政治・経済 石巻日日新聞 1月12日(金) 15時07分
マンションの完成イメージ図

 石巻市中央二丁目の旧社会福祉協議会ビル跡地に建設する12階建て分譲マンションの起工式が11日、現地で行われた。事業主体は民間組織の中央二丁目4番南地区商業地活性化協議会(正岡賢司会長)。震災後の再開発事業では最高層となり、低層は商業施設、3階以上の66戸を分譲する。完成は来年8月で、翌月末から入居開始を予定している。

 小規模施行で手続きも簡素な優良建築物整備事業で実施する。施行区域は橋通り、寿町通り、アイトピア通りが交じり合う旧社協ビル跡地を中心とした8158平方メートル。北側にマンホールトイレなど防災機能を高めた広場を設け、誰でも利用できるようにしていく。

 マンションは12階建て全高41メートル。免震構造で地震に強く、防災備蓄倉庫や自家発電設備も設ける。完成後は市の津波一時避難施設の指定を受ける予定。住居は3―12階で分譲戸数は地権者分の2戸を除く66戸。4LDKが5戸、あとは3LDKとなる。

 1―2階は7区画の商業施設で靴、呉服の専門店と歯科医院の入居が決まり、残り4区画は募集中。隣地にタワー型の駐車場を整備する。総事業費は約32億円で、国の復興交付金と分譲費を充てる。分譲価格は階層によって異なるが、平均で3千万円前後という。

 モデルルームは立町二丁目に開設し、20日から入居者を募集していく。起工式では施工する大豊建設・遠藤興業特定建設工事共同企業体、地権者、石巻市の関係者らが工事の安全を願った。

 正岡会長(69)は「この土地は石巻の歴史をひも解いても目印となる場所。マンションの建設によって、まちがまた一歩前に進むようになってほしい」と期待を込めていた。

くわ入れで工事の安全を祈願する正岡会長
くわ入れで工事の安全を祈願する正岡会長

最終更新:1月12日(金) 15時07分

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