石巻日日新聞

雄勝で最後の引き渡し 獅子舞で各戸を厄払い

伊勢畑復興住宅16戸

石巻市 社会 石巻日日新聞 2017年12月18日(月) 20時42分
新しい住まいの完成を獅子舞などで祝った

 石巻市雄勝町下雄勝で進められてきた市営伊勢畑(雄勝中央)復興住宅16戸の建設工事が完了し、16日に完成式典が開かれた。これにより雄勝町内の復興住宅整備はすべて完了。20日には鍵が引き渡され、入居者たちは震災から6年9カ月を経て新たな住まいで年越しを迎える。

 同復興住宅は雄勝湾を望む高台に建てられ、すべて木造平屋の戸建てタイプ。外壁にも特産の雄勝石を使用するなど、今後周囲に集約される硯石伝統産業会館など観光・公共施設との一体感を考慮したデザインとした。

 そのほか、漁業者が多い地域性を踏まえて屋外に流し台を設置したほか、バリアフリー設計や非常用呼び出しボタンなど高齢者にも配慮した。建設工事は市との基本協定に基づき、石巻地元工務店協同組合が担った。

 16日の完成式典では亀山紘市長が入居者代表の二郷信子さん(81)に入居許可書を交付。地元町内会による餅まき、雄勝町胴ばやし味噌作愛好連の獅子舞があり、門出を明るく祝った。

 式典後の内覧会では、入居者たちが新たな場での生活を思い描いた。また獅子舞が各戸を巡り、厄除けをしていった。

 現在、仮設雄勝森林団地に住む内海みよ子さん(70)は、「やっぱり生まれ育った場所に住みたくて、完成を楽しみにしていた。海が見えていいところ」と目を細めていた。

最終更新:2017年12月18日(月) 20時42分
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