石巻日日新聞

きょうは穀雨 大きなタケノコ顔出す

石巻日日新聞 2017年4月20日(木)

 今日20日は春の雨が田畑の穀物を潤す時期とされる二十四節気の「穀雨」。石巻地方は朝から雲に覆われたが、時々顔を出す太陽が春の日差しを届けた。仙台管区気象台によると石巻市泉町の午前中の最高気温は12・2度(11時49分)で、平年より2度ほど低い肌寒い一日となった。

 同市飯野字絵図沢の赤間克三さん(56)宅の裏山に広がる約20アールの竹林では、間もなく最盛期を迎えるモウソウダケの収穫が行われている。

 今年の冬は降雪が少なく、乾燥した日が続いたことから成長は例年より1週間ほど遅れているという。それでも出来は上々で黄金週間が明ける頃には最盛期を迎え、6月上旬まで続くという。

 竹林は妻の祐子さん(56)の祖父母が約80年前につくった。一年を通して、手入れをしており、この時期になると、真っ直ぐ伸びた竹の間から、大きなタケノコが顔を出す。

 収穫したものは自宅や道の駅「上品の郷」で販売。竹林は一般に開放しており、来場者は有料でタケノコ掘りを楽しむことができる。

 申込みは祐子さん(電話080―2824―3373)まで。


【写真】成長したタケノコを収穫する祐子さん

最終更新:2017年4月20日(木)

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