石巻日日新聞

 「おながわ春のまつり2024」(同実行委主催)が23―24日、女川駅前商店街などで開かれた。23日は高台避難の大切さを後世に伝える坂道競走「津波伝承女川復幸男」を実施し、24日は町まちなか交流館の野外特設ステージを主会場に本祭を展開。地域内外から多くの人が訪れ、食や歌を楽しんだ。

女川実業団による獅子振りが会場に活気を呼び込んだ

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東松島で初・キミいろタウン 社会学び地域に愛着

 子どもが主役のまちづくり体験「キミいろタウン」が24日、東松島市の矢本西市民センターで行われた。自ら運営する仮想のまちで働き、報酬で得た疑似通貨で買い物を楽しみつつ社会の仕組みを学ぶプログラム。同市で初開催とあり、子どもたちはさまざまな職種の経営者となって働くことの意義を学び、地域への愛着を深めた。


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線路越え市街地結ぶ橋

 石巻駅から約600㍍西側のJR線をまたぐ山下中里高架橋の開通式が25日、現地で行われた。これにより、昭和41年3月に決定された都市計画道路「七窪蛇田線」は、58年の時を越えて全線開通。線路で分断された市街地間が行き来しやすくなり、交通量を分散させることで水押踏切を中心とした駅周辺の混雑解消や災害時の避難路、緊急輸送路としての効果が期待される。


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復興加配は減少の一途

 県教育委員会は22日、令和6年度教職員人事異動を発表した。東部教育事務所管内の石巻地方は、退職者を除く小中学校の異動が前年度比9人増の270人。教職員の段階的な定年の引き上げで定年退職者はおらず、役職定年による校長から教員職への異動が目立った。(石巻日日新聞 3/22(金)3面に名簿掲載)


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震災報道に違和感覚え

 上智大学2年生の椋木りあんさん=東京都豊島区=は、発災当時小学1年生だった。母方のそう祖父母や親戚が石巻市相野谷に住んでおり、現在に至るまで何度も石巻に足を運んできた。椋木さんは現在、大学でドキュメンタリー制作などを通してメディアを学んでいる。東日本大震災への思いが学びの動機付けになっており「卒業後は、石巻の現在を伝える報道に携わりたい」と夢を抱く。


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