石巻日日新聞

ニューギニアで戦死後、米国、遺族、資料館と渡った庄子誠吾さんの日章旗と家族に宛てた手紙。佐々木さん(左)が大事に展示している

石巻市 社会 石巻日日新聞 2019年8月16日(金) 9時50分

終戦から74年 数奇な運命たどった日章旗 平和願い遺族が寄贈 石巻北村の私設資料館

 終戦から15日で74年。石巻市北村の元女川高校校長、佐々木慶一郎さん(72)宅にある私設の平和資料館には、数奇な運命をたどった展示品がある。石巻市和渕出身の庄子誠吾さんが昭和20年6月1日、ニューギニアで戦死した際に所持し、半世紀近く経って遺族に返還された寄せ書き入りの日章旗だ。約4千点に及ぶ戦争関係の展示品の8割は佐々木さんが自ら収集したものだが、戦死者遺族や戦争体験者が高齢化していく中、「平和教育に役立てて」と寄贈されたものも多い。

最終更新:2019年8月16日(金) 9時50分

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