石巻日日新聞

代替の発声方法を説明する日野代表

石巻市 社会 阿部 達人 2019年5月20日(月) 11時55分

石巻明声会の日野代表 喉摘者と家族を下支え 希望持ってともに前進「第2の声」習得サポート

 のどに生じたがんの治療で喉頭(こうとう)を摘出した人(喉摘者)は、声帯を震わせる従来の発声ができなくなる。これがもとで引きこもりがちになる人もいるが、訓練や器具の使用により〝第2の声〟を獲得できる。7年前に声帯を失った日野吉夫さん(65)=石巻市湊=が3年前に立ち上げた石巻地方の喉摘者患者会は、本年度から「石巻明声会」に改称。摘出手術後に一歩を踏み出せないでいる人やその家族に対し、より積極的な啓発活動を展開していく。(阿部達人)

最終更新:2019年5月20日(月) 11時55分

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